根拠なき恐れを打破する
近代インプラントを振り返る
証拠のない推理ゲームはもうこのあたりにしましょう。
ただ、根拠のない「怖さ」に縛られ続けるのはあまり建設的ではないと思うので、そもそも日本のインプラント界に何があったのか、わかった範囲のことを紹介しておきましょう。
現在のデンタルインプラントは歯根部の素材としてチタンを用いています。このチタンを歯根として用いるようになったのは1950年代です。この辺りからデンタルインプラントの歴史はその歩みを速くします。
とりわけ、1952年にスウェーデンのブローネマルク医師が発見した骨とチタンが強固に結合する現象(オッセオインテグレーション現象)はデンタルインプラントの方向性を決定付けました。ブローネンマルク医師自らが草案し開発したブローネマルクシステムこそが、現在のデンタルインプラント治療の原型なのです。ブローネマルクシステムを始め、オッセオインテグレーション現象を利用したデンタルインプラントを特にオッセオインテグレーションインプラントと呼んでいます。
