2種類のインプラント
『過去のインプラント』に原因があった
もちろん、その辺りの事情をもとよりご存じの方もおられるでしょうし、いまさら何を大層にと思われるかもしれません。しかし私にとっては謎が一つ解けたような気分でした。
私の結論を申し上げますと、「日本人が現段階で『インプラント』と言い表しているものには2種類の別物が混在していた」ということになります。
一つは今は用いられない方式の過去のデンタルインプラント、もう一つは現在さかんに行われている新しい方式のデンタルインプラント。
どうやら「怖いらしい」という噂が指し示すのは『過去のインプラント』の方であり、その怖さの根拠を『新しいインプラント』の中に求めていたような気がするのです。もちろん、根拠も『過去のインプラント』に求めなければ見つかるはずもない。
噂にも当初はちゃんとした根拠がくっついていたと思うのです。ところが噂を受け取った段階では既に『インプラント』は『現在のインプラント』を指す言葉にすりかわっていた。そうなると、根拠の部分がどうも当てはまらない。当然ですが空振りに終わる。その結果、噂が次に伝搬する際には、「よくわからないが怖いらしい」というものに変質してしまう。
そういう連鎖が過去に起きたのではないでしょうか。
